気の向くままに辿るIT/ICT/IoT
システム開発

古いパソコンの再利用/Pavilion Slimline s3140jpの現況

ホーム前へ次へ
古いパソコンの活用方法は?

古いパソコンの再利用/Pavilion Slimline s3140jpの現況

古いパソコンの再利用/Pavilion Slimline s3140jp

 Windows VistaがプリインストールされていたHP Pavilion Slimline s3140jpは、当時、仕事上、必要となったDVDポータブルプレーヤー(では後の使い道がないので、そ)の代替として買ったWindows XPがプリインストールされていたノートPCdynabook Satellite T30_160C/5Wと同時にメインマシンとするつもりで購入したものです。

 HPとは言わずと知れたHewllet-Packard社のことであり、当時プリンタを主力とした周辺機器メーカーだったHP社が、x86 PCの価格破壊を起こしてものすごく売れちゃったCompaq社を吸収合併し、今やプリンタメーカーと言うより、すっかり人気のPCベンダとして定着しています。

 このHP Pavilion Slimline s3140jpは、Intel Core 2(Core 2とCore2Duoって違うの?)、RAM1GB、HDD160GB、USB2.0対応ポートが5つ、CD/DVDスーパーマルチドライブが1基、HP Pocket Media Drive Bay1基、SmartMedia/XD、Compactflash/MD、SD/Mini/MMC/RS/Plus/Mobile、MS/PRO/Duo/PRO Duoと使いきれないほどのメディアポートが多数あります。

 BIOSの起動順設定を見るとCD/DVDブートはもちろん、USBブートも可能です。

 当初、重いと悪評高かったVistaも、Slimline s3140jpのスペックなら全然快適、XPマシンはDVDプレーヤー代わりに買ってほとんど使わないまま、サポート期限切れを迎えるに至ったこともあり、実質、Windows 98 SEからVistaに移行したと言っても過言ではないこともあって、Windows 98も良かったけど、むしろVistaはよいOSだと思うに至らせてくれたマシンでもあります。

 そんな、つい最近まで絶好調だったPavilion Slimline s3140jpも結構激しい異音がしたと思った数日後、CD/DVDスーパーマルチドライブが使えなくなり、さらに数ヶ月経って、ん?微かに異音がした?と思った数日後、HDDが故障というか寿命を迎え、PHOENIX BIOSによるHDDバックアップと交換を促すメッセージが表示され、通常起動してもセーフモードで起動してもWindows Vistaを起動することができなくなりました。

 後に改めて書き直したものの、直前にまとめてあとはアップするだけになっていたおもにBSD/PC-UNIX/Linuxにおけるプリンタと印刷についての記事は全滅したものの、運良く、それ以前のバックアップは取っていましたし、仮想マシン関連もさすがにHDDの容量不足になったことから、ちょっと前に購入した外付けHDDであるWD Elements 2.0TBに全て移していたのでラッキーでした。

 誰に急かされるものでもないものの、それ以外にも作業の仕掛かりがあった(作業の真っ只中だった)こともあって、作業を継続しようとWindows 98SEからNetBSDに入れ替え済みだったSOTEC e-one 500Aの電源を入れてみると、なんとそれまで元気だったe-oneも不調、そこでXPのサポート切れでOSを何にするか考えあぐねていたdynabook、Win 98(e-one)も入れ替えちゃったし、今回Vistaが使えなくなったことでWindowsマシンが1台もなくなってしまうとしてもXPのまま使いつづけるつもりもないので急遽NetBSDを入れ、環境を整え、数時間後には、仕掛かっていた本来の作業を完了させました。

 dynabookでも一通りのことはできますし、そもそも軽量化を意識して、低スペックマシンでも導入可能なNetBSDに軽量なウィンドウマネージャJWMを入れ、日本語環境を構築。。。といった環境であっても、同じ条件下のネットワーク環境でも、デュアルコアCPURAM1GBマシンではなんでもないことが、RAMが512MBだからか、CPUがシングルコアだからか、xterm(端末)でソフトウェアのインストールをしながら、(他の作業ならサクサクできますが、)同時にブラウザでネット閲覧しようとすると厳しいものがあるなどガンガン作業するには物足りず、やはり、メインにするには、無理があるなと思ってしまいました。

 それがなくても考えていたところですが、Vistaの復旧などはさておき、Slimline s3140jpのHDDを換装、今更、32ビット、デュアルコアCPUマシンでRAMを1Gから2G(ベンダ仕様最大値)にしたところで。。。と思いつつ、結果、RAM増設も行うことにし、ついでに使いまわすことも考慮し、外付けCD/DVDドライブも購入することにしました。

 というわけで生まれ変わったPavilion Slimline s3140jpは、CPUはそのまま、Intel Core 2 E4300 1.80GHz、

 RAMは、hynix korea(512MBx2)からElecom ET800-1GA/RO(1GBx2=2GB)に入れ替え・増強、

その後、GreenシリーズはBlueシリーズと統合、存続シリーズは、Blue

 内蔵HDDは、WD 1600AAJS(WD Caviar SE/3.5inch 7200rpm 64MBキャッシュ SATA300 160GB)からWD Green 3.5inch IntelliPower 64MBキャッシュ SATA3.0 WD20EZRX/N 2.0TBに換装し、デュアルコアCPU、RAM2GB、HDD2TB

になりました。

 ちなみに外付けCD/DVDドライブは、24倍速CD-R/CD-RW、各種DVDの読み書き、CD-ROMの読み込みができ、USB2.0対応のポータブルDVDで別売りのACアダプタがなくても、いざとなったらバスパワーUSBケーブルとBoostケーブルの2つをPCにUSB接続することでダブル給電できるのが売りの(つまり、CD/DVD非搭載のノートPCでの利用を強く意識した?)BUFFALO DVSM-PC58U2V-BKCです。(あれ?改めてサイトを見るとこの形状のは/Nになってるけど、本品には、BKCと書いてある。)

 オーディオCD/DVDの視聴は、USBケーブルだけでOKです。

 また、前述の通り、ACアダプタはありませんが、少なくとも一方(ブーストケーブル)をPC本体のUSBポート(延長は可)に、他方(USBケーブル)はUSBハブでもよいので、それぞれ接続、このCD/DVDドライブに起動可能なCD/DVDを入れ、BIOS設定やブート設定で優先させれば、CD/DVDブート可能なのでOSのインストーラも起動させることができます。

 さて、Vistaのサポート期限切れ前にHDDの寿命がきた関係で微妙にスペック増強したPavilion Slimline s3140jp、Vistaの復旧はさておき、BSD/PC-UNIX/Linuxから何を入れよう。。。内蔵HDDが2TBもあるとなるとOS1つにデータ用パーティションとするにも有り余るほど。。。となると、これまで意味がないと避けてきたマルチブート構成にするか。。。そうするにしてもメインのOS(ディストリビューション)は何にすべきか。。。既存の仮想マシン群を使うならBSD系よりもLinux系かな。。。

ホーム前へ次へ