セキュリティサポート期限まで3年ほどあったWindows Vistaの入ったHP Pavilion Slimline s3140jpのHDDが、XPのセキュリティサポート期限切れの時期に重なって故障、復旧を試みるも無理そう。
これに伴い急遽XPからNetBSDに入れ替えたTOSHIBA dynabookで代替するもシングルコアCPU、RAM512MBとメインマシンとするには、ちょっと厳しく、同じくNetBSDを入れてあるSOTEC e-oneは尚更。
新たにPCを購入するという選択肢もあるものの、今どきのスペックの必要性もなく、HDDを交換すれば、充分使えるし、メモリは1GBのままでも特に支障はないと思ったが、これを機に増強を検討。
結果、HDDを換装し、512MBx2(1GB)のRAMを仕様上の最大容量1GBx2(2GB)に増設することに。(ちなみに合わせて税込12,500円弱)
これら作業は初めてだったものの、やってみると大変そうだと思っていたSlimline s3140jpのHDDの交換は拍子抜けするほど簡単だったし、RAMの交換もやり辛い点はあっても難しいことは何もなかった。
カバーを外した側の側面から、もう一方の本体側面カバーを背にするように内部を見ると右の方、ポケットドライブ(HP Pocket Media Drive Bay)の後方・奥側に黒いレバーが付いており、その黒いレバーと一体となった簡易フックで止まっているだけなので
カバーを外した側面を上にしつつ、ポケットドライブが付いていた方を手前にするとHDDが見える状態になっているはずなので
以上でHDDの入れ替えは完了だ。
ちなみに外したHDDは、WD 1600AAJS及びWD Caviar SEと書いてあり、やはり、Western Digital社製だ。
行程をこのように書くと手順が多いように感じるが、HDDの入れ替えについては、あっという間であり、この間、カバーの取り外し・取り付けにドライバーを使うだけで後は工具など全く必要ない。
尚、どちらが先でも大丈夫だとは思うが、HDDと併せてRAMを交換するつもりなら、念には念を入れてRAMから先にやった方がよいかもしれない。
なぜなら、よく見るとRAM交換時に外す必要のあるCD/DVDドライブの真下にHDDが位置しているが、CD/DVDドライブを外すと内部カバーになぜか窓のような切り欠きがあり、ちょうどそこにHDDの基盤が剥き出しの状態で見えるからだ。
逆にRAMの交換は、CD/DVDドライブやCPU用ファンを外す必要がありそうだという想定の下でも、思っていたよりも手こずった(というよりも単に配線が干渉気味でCD/DVDドライブがスムースに引き出せなかっただけともいう)。
RAMを交換するためには、RAMの真上にかぶさった恰好になっている内蔵CD/DVDドライブを外さないとRAMを留めている両側のフックは外せても、その後、上方向に引き抜かなくてはならないRAM自体を取り出すことができない(、仮にできたとしても古いRAMを取り出す際、新しいRAMを入れる際にそれぞれ破損の懸念がある)。
その内蔵CD/DVDドライブを外すためには、見る限り、CPU冷却ファンと、とある配線コネクタに連なる配線が干渉し、外せそうにないように見えるものの、実際には、上手くやれば、冷却ファン部を外すだけで済む。
HDD換装に引き続き、作業を行うものとし、本体側面カバーは外れているという前提でRAM交換の具体的な作業としては、
ファンが付いていた部分とCD/DVDドライブの間辺りに黒い配線コネクタとそれに連なる配線、さらに上から見て右方向に視線を移すとCD/DVDドライブ側面中央付近の位置にカバー内側と同色の銀色のレバーがあるので
以上でRAMの交換は完了だ。
もちろん、この時、カバーを開けただけでは掃除しきれない部分の埃の除去や掃除も行っておく必要があるだろう。
ちなみに、これまでもカバーだけは開けてCPU冷却ファンも含め、掃除していたが、CPU冷却ファンの掃除がやり辛いと常々感じており、外してエアブローで吹いてみると埃が結構すごく、今回、簡単に外れることもわかったところで次回からは、必ず冷却ファンも外して掃除しようと思うに至った。
というわけで Pavilion Slimline s3140jpは、こんな状態になった。