気の向くままに辿るIT/ICT/IoT
ショップ構築

オンラインショップ・ネットショップ構築

ホーム前へ次へ
ネットショップ(オンラインショップ)を作るには?

ネットショップ構築

ネットショップを構築するには

 インターネット上の仮想店舗をインターネットショップ(ネットショップ)、オンラインショップと呼びますが、これらのショップには現実社会と同じようにオリジナルサービスやオリジナル商品販売、卸販売、小売、ショッピングモールのような仮想商店街の他、インターネットならではのオンラインセキュリティやコンテンツダウンロードサービス、動画視聴、音楽配信、携帯電話の着信メロディダウンロードなど様々なショップがあります。

 ネット上にお店を持つ手段も多くなってきていてデファクトスタンダードとなっているのが楽天市場やYahoo!ショッピングへの出店、自身のショップホームページ開設でしょう。

 その他ショッピングカートとネット公開用の専用スペースを無料または有料で提供するサービスもあります。

 ここではネット上のショップを作る為のいくつかの方法をご紹介しますが、ショップ運営前にYahoo!オークションなどに出品し商品への反応を見るという手もあります。

 もちろんお店開店後オークションを併用するのもいいでしょう。

 ついこの間まで大手オークションサイト出品も月額数万円という固定費用がネックとなる事が多かったものの今では数百円となっているようですから商品力もさることながら大手サイト掲載がどれほど反響が大きいのかを確認する手段としてもお勧めです。

 まずは、ネットショップ構築についてご紹介しますが、ショップを運営するからには収益を上げる事が必要なのは言うまでもなく、この為には集客が必要です。

 多くの場合この訪問者数を増加させるためにはやはり多少なりとも投資が必要になるでしょう。

 この点については後半でご紹介します。

手軽なオンラインショップ運営方法

ある程度投資は当然と考えるなら
楽天市場・Yahoo!Shoppingへの出店

 現状からすればこうした知識や労力をかける事なく集客でき一通りのサービスを提供してくれる有料大手ショッピングモールへの出店、特にこの2サイトへの出店がネットショップ成功の近道でしょう。

 但し、仮想店舗なので集客に関しては、リアルなショッピングモールとは異なり、黙っていても出店していれば目につくというわけではありません。

初期投資をかけたくないと考えるなら

 もっとも簡単なショップ構築方法は、ブログを利用する事でしょう。

 Seesaaのように実際に売買が成立した場合のみ販売手数料を支払う以外に初期投資の必要がなく、カード決済、コンビニ決済対応で専用モールにも出店でき、SEO対策済み、アクセス解析などほぼすべての機能を利用する事ができるケースもあります。

なんとか無料で・・・と考えるなら

 もし全てを無料で自力でショップオープンを目指す際には、次の点でいくつか留意すべき点がある事を覚えておきましょう。

レンタルサーバとは?
※DHTMLについては、レンタルサーバやレンタルカートによってはHTML構文を意識せずにホームページを作ることができるサイトもあります。
※SEOについては、レンタルサーバやレンタルカートによっては自動ツールなどでできたホームページでもある程度対応しているサイトもあります。
※携帯サイトについては、レンタルサーバやショッピングカートで自動変換など対応しているASP(アプリケーションサービスプロバイダ)も増えてきたので利用する手もあります。

ネットショップに必要な環境一例

 ショッピングカートというのは、リアルなお店でいえば買い物カゴであり、買いたいものが決まったらレジで精算をしますが、このカゴとレジ機能を持つのがショッピングカートです。

 オンラインショップでは対面販売ではない為、基本的にはその場で代金と商品の交換を同時に行う事はできませんので別途商品の発送手配や代金回収の仕組みが必要になってきます。

 また、商品の発送が必要な場合にはお客様の住所、氏名の他、個人情報をインターネットを通じて送信して頂くのが一般的になっていますが、これら個人情報の取り扱いにも十二分に留意しなくてはなりませんし、これがズサンなショップでは少なくとも買って下さる方は限りなくゼロに近いと考えた方がいいでしょう。

 更に法律でも定められている販売者や連絡先(住所、電話番号、メールアドレス他)、商品取引上の発送方法や消費税の取扱い、その他費用の扱い、返品規定ほか、責任の所在を明確にし、お客様がより安心してお取引できるように配慮する必要があります。

ショッピングカートで求められる環境一例

ホームページ作成の知識がない方は

 ほぼ全ての条件で最もおススメなのは楽天市場・Yahoo!Shoppingへの出店です。

 それ相応の投資が必要(現実世界での出店と比べれば格安)なもののホームページ作成の知識も不要な開設の手軽さとネットショップに必要な一通りの環境が用意されていて自助努力なくそれなりの集客が見込める可能性のある大手モールへの出店がインターネットショップで売上を見込むには近道であり、必須ともいえるのが実情です。(商品やサービスに自信があるのは大前提)

 次におススメなのがSeesaaで構築。

ホームページを作成してもらうという手も・・・

 もちろんホームページ作成業者に依頼してショッピングカート付きのネットショップを作ってもらう方法もありますが、この場合も注意が必要です。

 ホームページを依頼する側も作る側もえてして見た目の豪華絢爛なウェブデザインに凝る傾向があるようですが、閲覧する人々の事を考えていないサイトが非常に多いのも実情です。

 画像や処理が重すぎてトップページすら見ることができない、javascriptやフレームを拒否している場合もある、Flashを見ることができないなどの環境への配慮が欠如しているものなど多く存在しますが、特に商用ホームページでは売上につなげるのが大命題でしょうからこれらの点で販売機会の損失を招いているサイトも多いということです。

 また、ホームページは作れるけどSEOの知識がない場合も多いようです。

 SEOは現行の検索エンジンの表示手法から必要に迫られたサイト運営者らによって生まれたキーワード検索時の検索エンジンに対する最適化、上位表示を実現する技法ですが、これを知った上でデザインするのと知らずにデザインするのでは集客に大きく影響します。

 SEOは継続的な作業にならざるを得ない為、ウェブデザインだけを業者に委託してSEOを別途業者に依頼したり、独自に行う事も可能ではありますが、この対策自体がデザインに与える影響も小さくないだけに予め考えてホームページやページ構成を検討する必要があります。

 このような労力だけでもかなりのものですが、内容の充実したサイトでうまくSEOを活用すれば検索エンジンからの集客は多くなりますが売上や実績という意味では楽天市場やYahoo!ショッピングのように黙っていてもたくさんの方が当たり前のように訪問しているショッピングモールに出店していて尚且つ商品やサービスに独自性があれば、たとえ自身のホームページを持っていなくても実績があがっているようです。

 但し、SEOを業者に依頼する場合には相当の注意が必要です。

 なぜなら検索エンジンの結果表示におけるアルゴリズムは比較的短期間で変更され、その都度変動があり、検索エンジンにおける上位表示は誰にも確約できるものではないからです。

 よって対価を支払ってまで依頼することに本当に意味があるのかどうか、何に対しての対価なのかをよく考えましょう。

ホームページ作成の知識がある方は

ショッピングカートレンタルASP

 ショッピングカートのレンタルは大まかに言うと商品掲載可能件数に(微妙に少ない)上限をつけて、支払方法もカード決済やコンビニ決済、電子マネー決済は利用できないなど制限を設けて無料提供するタイプと掲載可能件数を大幅に増やせる有料タイプのいずれも提供するサービスや掲載数無制限の有料サービスなどがあります。

 また、支払方法にコンビニ決済や電子マネー決済、クレジットカード決済がある場合、サービスによりますが、別途カード会社の規定する月額固定料金、販売数量に応じた課金手数料が必要となる場合があります。

 その他、お店の機能とショッピングカート自体を独自ドメイン運営に対応するASPもあります。

自作ショッピングカート

 ショッピングカートを制作するにはCGIを駆使する必要があります。

 但し、運用に耐えうるSSL機能を装備する場合にはセキュリティ会社との契約にそれなりの月額料金が必要となります。

 若干月額固定費が割高にはなりますがレンタルサーバやレンタルカートのサービスとしてSSLが利用できるところも多くなっています。

 自作しなくてもosCommerceのようなオンラインショップ構築ツールも存在します。

 但し、自分でサーバを運用しているか、こうしたツールのインストールが許可されているサーバをレンタルしている必要がありますが多くの場合有料サービスとなっています。

アクセス解析

 商用サイトの場合特に自サイトにどのくらいの方が訪問して下さったか、どういったルートで訪問して下さったかは気になるところですし、把握しておくべきでしょう。

 それによって必要なら対策を講じることができます。

 こうしたアクセス解析もjavascriptやCGIを駆使すれば自作する事ができますが、無料レンタルできるところも多いのでまずは調べてみるといいでしょう。

 多くの場合、無料で利用させて頂く代わりに広告バナーや広告テキストを自サイトに設置する必要があります。

 Google Analyticsのように広告もなく無料で利用できるアクセス解析もあります。

その他

 自サイトを訪問して下さった方が必ずサービスや商品を購入するということはまずないでしょう。

 そんな時でも検索エンジンであるキーワードで検索して訪問して下さった方に最適な広告であるキーワードマッチ広告やアフィリエイト、ドロップシッピングといった広告手法もあります。

 何屋さんだかわからない!なんて事がない程度に利用するのもいいのではないでしょうか。

収益向上の必要条件 / 集客

 商品やサービスが他にはない、または少ない、または充実している事や商品やサービスにまつわる有益な情報が多く、更新頻度も高い、一度訪問(購入)した方がまた訪問(購入)したいと思えるサイトとする必要があります。

 このようなサイトなら以下の対策以外にクチコミ効果も期待できるでしょうし、メディアから注目されるようなことも・・・。

 但し、どんなサービスや商品にしてもうっとり見とれてしまうようなホームページをどれだけ立派に作っても誰も見てくれないのでは意味がないでしょう。

 商用サイトなら尚のこと売上、収益を上げる為にもまずは見てもらう工夫が必要です。

無料編
有料編
その他の訴求

 ネット上では主に上記対策がリアルな世界では懐が許せばテレビ・ラジオコマーシャルCM、新聞・雑誌・専門誌広告掲載といった既存の広告媒体もあります。

 また携帯電話の対策も必要になります。

 もちろん実店舗がある、取引がネットのみでない場合には現実社会でのアピールや広告が必要でしょう。

 これらを総合すると同じ商品やサービスであれば、他にかける手間や労力がほとんど省け、出店するか否かで売上が左右されうる楽天市場、Yahoo!Shoppingが現状ではお勧めとなります。

 検索エンジンキーワード広告掲載もお勧めではありますが、場合によっては2大モール出店以上に投資は必要になると考えられます。

 費用対効果がポイントですから優劣はつけがたいですが。

 現代において広告戦略は認知度や知名度、売上、収益を向上させる為にも商用サイトにとっても重要なポイントです。

 資金力のある企業などはネット上だけでも検索エンジンの検索結果に表示されるキーワードマッチ広告、有料ディレクトリ登録、アフィリエイト広告主として個人への広告媒体を広げています(SEO上も効果的)。

 さらに企業が求めているのはブログでのブロガー達のクチコミです。

 当初はブログ記事内の商品・サービスについての記事内容を収集して認知度や人気を分析していましたが、今では広告主としてブログアフィリエイトを利用して記事を書いてもらう事で広告主にとって有利な記事を書いてもらうという手法も出てきました。

 ブログの記事(クチコミ)をお金で買う不自然な行動に見えるのは気のせいでしょうか。

 いずれにしても開かれたインターネットとはいえ同じ商品やサービスを扱う場合あらゆる広告手段を利用しているサイトには太刀打ちできないといえるでしょう。

 この点で広告投資が厳しい場合には、商品やサービスの独自性といった「商品力」や「わかりやすさ」「簡単さ」「かゆい所に手が届く情報サービス」「商品・サービス・情報の新鮮さ」が大切になりそうです。

 そんな商品やサービス、情報は自然な口コミとして広まっていくことでしょう。

>> ネットショップではセキュリティ対策が必須

ショッピングカートCGIに求められる最低限の品質

 ショッピングカートに必要な品質確保する為の大前提の対策。

ショッピングカートCGIとその他のセキュリティ確保

 セキュリティを考える上でショッピングカートCGIの対策を講じただけでは不足です。

 ショッピングカートCGIで利用する複数のファイルと公開するウェブサーバ上のセキュリティ設定とディレクトリ保護、ウェブサーバへのアップロード、ターミナルエミュレータ利用におけるセキュアな接続なども必要です。

 また、ログインID、パスワードはセキュアなウェブサーバ、セキュアなFTPソフト、セキュアなターミナルエミュレータにおいても徹底管理が必須です。

cookieのセキュリティ設定

 ネット上でショッピング機能を利用する場合、「一連の操作をしているユーザー」を特定する為にはcookie/クッキーの設定が不可欠です。

セキュリティの必要性と限界

 ここまでのセキュリティは最低限必要であり、cookieの実装によりショッピングカートを一応組み込む事はできますが、残念ながら完全にセキュリティが確保されるわけではありません。

 また、善意のアクセスの拒否か、またはセキュリティ確保の二者択一を迫られるケースもあります。

ホーム前へ次へ