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Debianで外部ディスプレイを接続

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*BSD/PC-UNIX/Linuxって?

Debianで外部ディスプレイを接続

Debianで外部ディスプレイを接続

2019/07/21

 普段、動画を観るにしてもdynabook B45の15インチモニタで満足していたのですが、ふとデスクトップPC用のモニタ(19インチ)や液晶テレビ(40インチ)についないで鑑賞してみることにしました。

 ノートPCとテレビにはHDMI端子が、ラズパイをPCとすべくVGAのモニタを使った関係でVGA-HDMI変換アダプタ・ケーブルもあり、HDMIケーブルも以前ラズパイセットを買った時に付属していました。

 OSは、Debian GNU/Linux 10.0 Buster amd64(64bit)。

HDMIケーブルの接続

 基本、HDMIケーブルを接続するだけでよいはずだと思い、ノートPCと19インチモニタをVGA-HDMI変換ケーブルで、ノートPCとテレビをHDMIケーブルで接続しました。

モニタ設定

 HDMIケーブルをつないでテレビ側を挿したHDMIポートに対応する画面にしたところ、PCそのままの画面ではなく、仮想デスクトップが表示されました。

 そこで「それっぽい」設定を探したところ、Debianでは、メニューに[ディスプレイ(display)]があり、[複数のディスプレイをミラーする]にチェックを入れ、有効にするとパソコンとテレビ(やモニタ)に同時に画面表示されました。

 HDMIケーブルを挿し、テレビを当該HDMIポート用の表示画面に切り替える時、当該画面メニューやテレビ画面右上には、[integrated gfx]と表示されていました。

音声出力設定

 気づけば、音声がPC内蔵スピーカーから出力されており、テレビから出力させるべく、出力装置の設定を行なうことにしました。

 PulseAudioが標準で入っているDebianでは、[PulseAudio 音量調節]でタブ[設定(C)]を開き、[Digital Stereo (HDMI) 出力 + アナログステレオ入力]を選択(自身の環境の場合、普段は[アナログステレオデュープレックス])、タブ[出力装置(O)]で相応の選択肢を選ぶことでモニタやテレビから音声が出力されました。

 [再生(P)]タブには、[システム音]の他、ブラウザなどを利用していれば、当該ソフトウェア用の音量を調節できるので適宜設定します。

 これでも音が出ない場合には、ここまでの設定を見直し、選択肢を変更してみる、タスクバー上のスピーカー設定やテレビなどの音量が消音(ミュート)になっていないか、相応の音量にしてあるかを確認してみるとよいでしょう。

2020/12/07

 いつからか、Cinammonにおいては、タスクバー上の[音量・スピーカーアイコン]をクリック、[サウンドの設定]から[Output]タブでHDMI(詳細表記失念)アイコンに切り替える必要がありました。

 [PulseAudio 音量調節]タスクバー上の設定後にどうにも音が出なくて、そこに行き着いたのですが、その設定だけでいけるのか、併用する必要があるのかは、未確認です。

 従前、他のデスクトップ環境の音声系統を流用・共用、もしくは連動していたものが、別個になったのかもしれませんね。

電源設定

 Debian(に限らず、おそらくXやWaylandを使っていれば、他のLinux/*BSD/PC-UNIX)でも[電源設定]において[モニタの電源を切るまでの時間]や[サスペンドするまでの時間]、[ふたを閉じた時]の動作などを設定できます。

 普段相応の設定をしていますが、動画視聴する際は、これらの内、前者2つは「なし」に設定しています。

 また、今回よく見ると[外部ディスプレイ接続時もふたを閉じた時の動作を行なう]設定がありました。

 この設定をOFFのままにしておけば、普段、[ハイバネート]にしてある[ふたを閉じたとき]の動作を変更する必要がなさそうだったので、今回の動画視聴においては変更しませんでした。

動画視聴

 以上の設定で、今回、FirefoxでGyao!で映画やYouTubeの動画を視聴できました。

備考

 このPC/Debianには自作スマートスピーカー機能を実装、systemdでstopすることなく、機能していたこともあり、動画視聴中、一度だけ、反応していました。

LINK

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