Fedora(Linux)をインストールする為にFedoraインストール用のメディア、できればブータブルメディアの方が手間が少ないので、これを作成することにします。
さて、そこでメディアを作成する為の作業マシンですが、Windows 98 SEプリインストールPC(SOTEC e-one 500A)は、NetBSD(とFreeDOS)に入れ替え、Windows VistaプリインストールPC(HP Pavilion Slimline)は、セキュリティサポート期限切れを約3年残し、HDDが破損、今回交換するにあたり、まさにFedoraを入れる予定のマシン、セキュリティサポート期限が切れるか切れないかといったタイミングで入れ替えるOSを迷っていたWindows XPプリインストールPC(dynabook)は、Vistaでやっていた仕掛り作業を完了させるべく、かといってXPをそのまま使う気はないので急遽NetBSD(念の為、併せてFreeDOS)を入れた為、結果、手元にあるPCはNetBSD/FreeDOSマルチブート構成の2台。
後述のようにブータブルUSBメモリという手や何れにしてもマルチブートという手もありますが、今回は、取り急ぎ、専用のブータブルCD/DVDを作成しようと思います。
Windows上では、ブータブルCD/DVDの作成には、ImgBurnや修正が必要な場合などには仮想マシンに入れた任意のLinuxのコマンドラインで作成していましたが、BSD/PC-UNIX/Linux上では、ImgBurnは使えませんし、よく考えてみるとそうでもないですが、その時は、全てコマンドラインでやるのも億劫に感じたので同様の機能を持ち合わせ、NetBSDでも使うことができる統合デスクトップ環境GNOME標準Braseroか、KDE標準K3Bを使わせて頂くことにしました。
と言ってもNetBSDで常用しているのは、マシンスペックの都合上、JWMか、(LXDEやMATEはなかったので)Xfce、そのXfceにもXfburnというCD/DVD作成ソフトウェアもあるんですけど。
というわけでBraseroをインストールし、起動したら、ディスクドライブを検出できない旨のメッセージが表示された為、K3Bを試してみたら同じ結果に。。。
これまた続けば続くもので、どうやら、元気だったdynabookのCD/DVDドライブが、ドライブ自体なのか、ドライブ認識機能に起因するのか、完全にではないものの、壊れかけている模様。。。
運良く、使いまわしが利くようにとつい先日、購入していた外付けCD/DVDドライブでやってみたら無事検出され、BraseroはともかくK3Bを起動することはできました。
しばらく経ったある日、同マシンCD/DVDドライブを使おうと思ったら、内蔵も外付けも利用できず、どうも認識機能に問題がある模様、外付けだけとはいえ、先日、認識できたのはラッキーだったようです。
そこで早速、ISOディスクイメージを焼いてみようと外付けCD/DVDドライブにDVD-RWを入れるとK3Bから[dvdrecord]や[dvd+rw-tools]がないとダメだよ的なメッセージが出力されたものの、NetBSDに[dvdrecord]なんてないなーなんて思って調べてみると[dvd+rw-tools]パッケージに入っているということでこれをインストールし、ようやく準備が整いました。
[Burn Image](後日、撮ったスクリーンショットは日本語ですが、NetBSDで作業した当時は、とにかく急いでいたので日本語環境をまだ整えていなくて英語だった)でFedora 20 KDEを焼き込んだわけですが、[Burn Image]の画面が出てくるのが異様に遅かったり、表示後、設定値をいじると、これまたフリーズ状態・・・dynabookのマシンスペックには厳しかったのか、何か相性でも悪かったのか、次回からはPavlilionでやれば済むのでその辺りは、まぁいいかとスルー。
ちなみにこの状態でもBraseroでは、なぜか外付けHDDの認識もできませんでしたが、これもスルー(たぶん急ごしらえの環境だったのでライブラリ不足など環境の問題と思われます)。
それでもNetBSDマシンでK3Bを使ってFedoraインストール用DVDができたので後はインストールするだけ。
ちなみに片面4.7GBのDVD±RWに約937MBのFedoraインストール用ISOディスクイメージを1つだけ焼く、RWだから何度でも書き換えできるとはいえ、その度に焼き直すというのも。。。という場合には、CD/DVDでマルチセッション/マルチブートやUSBメモリでマルチブートという手もありますが、今回は、バタバタしているので、とりあえず、これでよしということで。
尚、後日、8GBのUSBメモリを使ってFedoraやCentOSをUSBメモリ/GRUB2/GPTでマルチブートしてみた際には、netinst.isoやboot_only.isoをダウンロードして利用させて頂いたのでダウンロードするにもコピーするにも展開するにも手早く済みましたし、やり方さえわかってしまえば、こちらの方が、むしろ簡単かつ短時間で作成/編集でき、その上、Debian、Ubuntu、Clonezilla、GPartedのマルチブートやFreeBSD、NetBSD、OpenBSDのマルチブートもできたりして柔軟性があって、更にCD/DVDよりもUSBメモリの方が嵩張らないし、いい感じです。
Vista PEのLive DVDは前に作って焼いたのが、まだあるけど4.7GBに300数十MBって。。。とはいえ、Windowsマシンは今のところないから要らないと言えばいらないものの、Vistaの復旧を試す際にあってもいいかとも思うWindows PE。
64ビット版ならいけそうなものの、32ビット版は、パーティションタイプをGPTとした関係で先のUSBメモリ(8GB)には、入れられそうもなく、以前、Winbuilderで作ったGUI版Windows Vista PEは、いろいろつっこんで400MB弱、一方、Windows 7 PEは、256MB未満と余ったUSB 1.1の古いUSBメモリ(256MB)にピッタリだった為、Win7PEを単独で入れてみました。
USB 1.1だけにそれなりに起動に時間はかかりますが、7PEを使う機会は、滅多にないと思われるので充分。