自分でもまさかのRaspberry Pi 400をメインとして以来、サブとなったdynabook B45のDebian bullseyeを先日、6月10日にリリースされたらしきbookwormにアップグレードしてみた話。
毎度のことですが、途中、2〜3度、対話が必要だったり、時間は相応にかかったものの、dynabookにおけるアップグレードについては、何事もなく無事、完了しました。
3B+パソコンから移行したRaspberry Pi 400、サーバとして2Bから世代交代した3B+、Julius/Open JTalkスマートスピーカー専用機の3B+、Live USBの4つもbullseye。
ただ、今日時点、まだRaspberry Pi OSの最新はbullseyeとのことなので対応は後日。
と言うか、Live USBはともかくも、以前から旧Raspbian/Raspberry Pi OSはクリーンインストールが推奨され、アップグレードを推奨していないのが悩ましい。
今回も第4章 Debian 11 (bullseye) からのアップグレードにざっと目を通してからアップグレード。
これまでと手順が少し違ったので読んで正解でした。
後始末の仕方も書かれていて良い感じ。
最小アップグレードとフルアップグレード時、それぞれニュースレターで、また、いくつか構成ファイルを既存かメンテナのものに替えるかを問われ、応答するまでアップグレードが止まるので放置厳禁。
特殊なことをしていない自身の場合、これでアップグレード完了しましたが、そうでない場合もあり得るので、とりあえずドキュメントは一読しておくのが賢明。
bullseyeのシステムを最新にし、バージョン確認。
/etc/apt/sources.listのbullseyeをbookworm、ファームウェアが別になったのに伴い、non-freeを指定してある場合、これに加え、non-free-firmwareを追加。
/etc/apt/sources.list.d以下にファイルがある場合、bullseyeをbookwormに変更。
apt updateでリポジトリを適用させ、apt upgrade --without-new-pkgsで最小アップグレード、apt full-upgradeで完全アップグレード、フルアップグレード後、バージョン確認。
Debianはwheezyから触れていますが、dist-upgradeはなくなったようでapt upgradeの--without-new-pkgsオプションは初めて使いました。
また、削除されたパッケージの残骸の表示・完全削除にapt list '~c'/apt purge '~c'、bookwormで(近々)サポートされなくなるアップグレードされないパッケージやローカルでインストールしたパッケージ等の表示・完全削除にapt list '~o'/apt purge '~o'が使えるのも初めて知りました。
今までニュースレターはあまり気にしてませんでしたが、パッケージ自体の非推奨・推奨だけでなく、オプションの変更なども結構あるもんなんですね。
最も目に付いたのは、更新が止まっているyoutube-dlがyt-dlpに完全に置き換えられること、もう使う機会はないかもしれないものの、VirtualBoxを調べてみると現時点ではbookworm未対応も近々、対応することが期待される状況っぽい。