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VMware PlayerにBodhi Linuxをインストール

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ゲストOSとしてLinux/BSD/PC-UNIXをインストール【VMware Player】

仮想マシンで動くOS

VMware PlayerにBodhi Linuxをインストール

 仮想化ソフトウェアの1つVMware Playerで作成した仮想マシンゲストOSには、様々なOSをインストールできますが、このページでは、Linux/BSD/UNIXディストリビューション(ディストロ)の中から任意に抽出し、当サイトにおいてVMware Player上で検証したLinux/BSD/UNIX系OSの内、Bodhi Linuxのインストール及び起動について記します。

[仮想化ソフトウェア]

VMware Player 3.1.6

[ホストOS]

Windows Vista Home Premium
SP2/Service Pack 2
x86/32ビット

[ホスト環境]

CPU:Intel Core2 4300@1.80GHz
CPU Architecture : x86/32bit
仮想化支援機能(Intel VT)なし
RAM:1GB

Screenshot/スクリーンショット

スクリーンショット一覧
Bodhi Linux / Enlightenment
Bodhi Linux / Enlightenment

Bodhi Linux 2.4.0

 今回は、Bodhi Linux 2.4.0(bodhi-2.4.0-32-jp.iso)を使用させて頂きました。

 Bodhi Linuxは、UbuntuベースのLinuxディストリビューション(ディストロ)です。

 Bodhiは、英語では、"enlightenment"(悟り)と訳されることが多いサンスクリット語の『菩提』がルーツであり、菩提樹(英語:『bodhi-tree』)とも。。。何れにしても「美しいデスクトップ環境≒Enlightenmentデスクトップ」を啓蒙したいという思いの表れから名づけられたようで日本では、『菩提リナックス』と呼ばれることもあるようです。

Bodhi Linuxで必要なメモリ量

 システム要件を見る限り、300+MHz CPUで128MBでもいけるとは書いてありますが、VMware Playerでは、確かにメモリ128MBでも起動しないことはないものの、実用に堪えず、256MBでも微妙、簡単に変更できる仮想マシンならではですが、(スライダーがなんとなく止まった位置である)368MB以上だとスムースに起動します。

 尚、各種アプリケーションが必要とするメモリ量は考慮していません。

 また、特に指定がない限り、ここで示すRAM値は、各仮想化ソフトウェアでの仮想マシン作成時に指定した値であり、少なくとも一定以上のRAM値を指定した場合においては、そこから仮想化ソフトウェアが消費するメモリを差し引いた値が、ゲストOSで利用可能なRAM総容量として割り当てられているようです。

 どこかで古いマシンでもいけるほど軽いという情報をみかけた記憶があった気がして試してみるに至ったものの、Ubuntuやそのフレーバーにしては軽いということだったのかもと一瞬思いつつも、かたや、この洗練されたデスクトップ環境でメモリ368MB以上で起動するなら、やはり軽量と言えるかもしれません。

 尤も368MBで動くということは、物理マシンを考えれば、結構、古いPCでもインストール出来る可能性があるわけで敢えて限られたホスト環境上で仮想マシンを試している当サイトにおいて意図する256MB以下で起動すれば「軽い・軽量」という基準の方が、むしろシビア過ぎるのでしょう。

Bodhi Linuxのパッケージ管理

 Bodhi Linuxのパッケージマネージャというかパッケージの管理は、AppCenter、また、ベースとするubuntuのベースがDebianであることもあってSynaptic、apt-getなども利用することができます。

Bodhi Linuxのデフォルトlogin shell

 Bodhi Linuxのデフォルトのログインシェル(shell)は、bashです。

Bodhi Linuxとデスクトップ環境・ウィンドウマネージャ

 Bodhi Linux 2.4.0のデスクトップ環境は、ウィンドウマネージャ・ウィンドウシステムEnlightenment(旧:E17)です。

 EnlightenmentはBodhi Linuxに限らず利用できますが、使い勝手は、別として、これまで試したデスクトップ環境の中でも一番と言えるほど、かなり洗練され、タブレットやスマートフォンのような見た目と操作感を味わうことができます。

 例えば、メニューの表示・非表示は、滑らかでクールなフェードイン・フェードアウト効果、ターミナルに文字を入力するとまるで水面に小石をそっと落としたような視覚効果を得られたりと美しすぎて、ここまで来ると、もはや、芸術の域とも言える気がします。

 最初に起動した時は、きれいだけど、その演出がちょっと煩わしいかもと思い、数日をおいて2度めは、洗練されたその環境に、やっぱり他とは違う、でも別にOSに美しさ求めてるわけじゃないし。。。と思い。。。更に忘れた頃、3度めともなると、うは!やっぱり美しすぎる!みたいにジワジワくるものがあるかも。

Bodhi Linuxと日本語環境

 Bodhi Linux 2.4.0では、グラフィカル環境でメニューから『Language Pack』を取得するという簡単な方法も用意されており、そこで使われるインプットメソッドは、ibusのようですが、日本語のLanguage Packはないようなので日本語版を利用するか、自分で組み込む必要があります。

 当サイトでは、今回、ライブCDの部屋で作成して下さったという日本語版を理研ミラーから取得させて頂いたので日本語キーボード、日本語表記、日本語入力・変換と日本語環境が全て整っています。

備考

 Bodhi Linux 2.4.0は、VirtualBoxでは、起動させることができなかった為、VMware Playerでやってみたところ、うまく起動しました。

リンク

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