気の向くままに辿るIT/ICT/IoT
webzoit.net
システム開発

dynabook Satellite T30 160C 5W いよいよ限界!?

ウェブ造ホーム前へ次へ
サイト内検索
カスタム検索
古いパソコンの活用方法は?

dynabook Satellite T30 160C 5W いよいよ限界か!?

INDEX

dynabook Satellite T30 160C 5W いよいよ限界!?

NetBSD/dynabook Satellite t30
dynabook Satellite T30 160C/5W
CPU:Intel Celeron M 520 1.60GHz
RAM:512MB => 2GB(1GBx2)
HDD:80GB => SSD:128GB
OS:NetBSD/Debian/FreeDOS
2017/09/03

 新品購入、製造(2007年)から約10年経過したdynabook Satellite T30 160C/5W Windows XPプリインストールマシン、一時的にMageiaやFreeBSD、OpenBSDも入れたものの、NetBSD、Debian、FreeDOSのマルチブートに落ち着いていましたが、ここにきてサスペンド、ハイバネートに始まり、画面の乱れ・ちらつき、OSに関わらず、1度めの起動不能(BIOS画面も表示されず真っ黒)、2度めでBIOS画面表示、更には何度やっても画面が真っ黒に...。

 不確かも起動時にACPI関連のメッセージが表示されていたような気もしなくもありません。

内蔵電池

dynabook Satellite T30 160C/5W用BIOS/CMOS内臓バックアップ電池をCR2032/LR44電池と比較

 先日、分解・掃除してみたわけですが、その際は、CMOS/BIOSバックアップ電池に気に留めることもなかったのでどんなものか未確認だったこともあり、事前調査してみるもはっきりした情報はなく、それでもスペースの限られるノートPCゆえに以前、電池交換したPavilione-oneなどのデスクトップPCのように100円ショップでも手に入るCR2302ボタン電池である可能性はまずなく、他電池が基板(マザーボード)にはんだ付けされたものか、コネクタ付きリード線出しでなんらかのコイン電池がテープ状のもので絶縁されたものである可能性が高いことはわかりました。

 何れにしても具体的な型番などモノさえわかれば、なんとかなりそうではあるので分解してみると前者で裸のコイン電池に接着固定された足2本がマザーボードにはんだ付けされており、足が軟らかいため、めくり上げることはできるものの、表裏共に刻印・表示の類いは一切なし、サイズもCR2302(黄色いパッケージ)よりは小さく、LR44(青系パッケージ)よりは大きい直径13〜14mm、厚さ3〜4mm程度の電池(CR2302の下・LR44向かって右横)と調べても、よくわからないサイズ。

ACPI

 これらからして電池交換を試してみるというのは無理そうなのでACPIを調べてみると従前ハード(BIOS)側でしかできなかったサスペンドやハイバネートほか電源管理をOSからできるようにする規格でPC、BIOS、OSの全てが対応していれば、使用可能な機能であり、浸透するまでに相応の期間を要した模様も概ね2000年以降に製造、リリースされたものは、標準的に採用されている模様。

 このdynabookが製造された2007年には、標準仕様だったと考えてよいでしょうし、現に先日までOSの電源管理で指定したサスペンドも問題なく動いていました。

 ただ、OS以前にBIOS画面にたどり着けないということからしてOSに起因するものではないだろうから、BIOSかハードウェア(マザーボード)でしょうが、BIOSと言ってもメモリから読み込まれるだけでしょうから、後者の可能性が高そう。

 となるとメーカー保証期間が切れているどころか、いつぞやからの法的な部品保持期限6年も過ぎているため、メーカーによる修理も期待できそうもなく、仮に直る期待があるとしてもほか業者に出す気もない、何れにしても、そこまでするなら買った方がよいという額になるでしょうし、今もそうですが、サブマシンとしていたデスクトップを代替機として使うこともできるので、そこまでする必要もありません。(消費電力考えたらメインマシンは今時のものを買った方がよいかも。)

部品取りが妥当か...

 長いこと使っているだけあって、これまでにHDDをSSDに、RAMを交換・増設、数回しか使わなかったものの内蔵が壊れたことから外付けCD/DVDマルチプレイヤー、不具合からACアダプタも購入しており、他は古いまま、PC自作はしないまでも、HDD/SSD接続ケーブルも持っていますし、そもそもラズパイをサーバにしてあり、マメにアップしてあるので、ほぼその必要はありませんが、SSDは無傷ですからデータ取り出しもできますし、電子工作に興味を持ち、取り組み始めて数ヶ月ということもあり、何かに使えるかもしれないし、PC電源を安定化電源としたe-oneに続いて、このdynabookも部品在庫としておくというのが無難そう。

ん...起動した?

 分解後、組み上げてみると起動した...ただ、BIOSが何かを認識できなかったとかで日付時刻が初期化されたらしい...BIOS設定してみたらできた...しかし、NetBSDもDebianも日付は正確...NTP使ってるのか...

 でも、時間の問題ですよね、きっと...。

BIOSアップデート

[2017/09/12]

 もはや起動しないと思われたdynabook、ACPI関連が原因ならBIOSアップデートが有効かもしれないという情報もあり、今更ながら、諦めきれず、バッテリを外してAC-DCアダプタのみで起動を試みるもダメ、まさかとは思いつつも逆にアダプタを外してバッテリだけで起動してみると...起動できた!まぐれかと思い、何度もやってみたが、バッテリだけで起動を試みると100発100中であることが判明。

 もしかしてアダプタの不具合?と思いつつ、以前、完全に壊れたわけではないが、現在のものと買い換えることにした東芝純正のアダプタでも試してみたら、同じ状況、これはアダプタが原因ではなく、やはり、BIOSかACPIっぽい。

 しかし、そもそも最大1.5時間しかもたない古いバッテリ、いつ残量がなくなり、切れるかもわからないため、復旧させるにも有効に使わなくてはならない。

 最初dynabook Satellite T30で探したら、なぜか自マシンのBIOSより古かったのだが、改めて探したら、新しいのがあった

 自マシンのBIOSを確認すべく、Linuxコマンドdmidecodeを実行してみるとBIOSは、[Phoenix Technologies, LTD]でバージョンが[5.09]、リリースが[11/20/2007]、先のより新しいBIOSのリリース日が[2008.10.28]でバージョン[5.40](bios540.exe)。

 さて、Windows環境は仮想マシン上のみで実機にはない、今時FDDやCD/DVDブートでもないのでUSBブートするならFreeDOSか、Windows PE...。

 前者が簡単で軽量、起動も速攻である上、後者もあるにはあるのだが、あまり使わないと思ってケチって余ってた古いUSB 1.1のメモリにGUIのWindows 7 PEを入れてあったため、今に至るまで入れ替えられることもなく、現存するわけだが、激遅、そこでFreeDOSを試すも記憶も鈍ってどうもスマートにいかないと思いつつ、当該マシンにマルチブートしてあるFreeDOSで起動させてみると[This program must be run under Win32.]と出てbios540.exeを実行させることができない...。

 仕方なく、バッテリ切れしないことを願いつつ、一か八か、手持ちのUSB 1.1に入れてあったWin 7PEで試してみることにしたら、バッテリが青から注意のオレンジに変わり、点滅しはじめたものの、ギリギリもってWin7PEが起動し、BIOSアップデート自体はあっという間に完了。

 再起動してみるとBIOSの初期設定を要する画面が表示され、デフォルト[F1]、自分で設定[F2]からF1を選択、元々インストールしてあったGRUBメニューも表示され、Debianも無事起動、Conky表示によれば、バッテリ残量は、2%...とホントにギリギリで危険でしたが、なんとか間に合った感じ。

 改めてアダプタ+バッテリを共にセットして再起動してみるとBIOS画面、GRUB画面と続いて表示され、ACPIのエラーも表示されなくなり、OSを起動しても画面が乱れることもない...、数日使ってみないと、まだわかりませんが、どうやら復活したようです。

 あ、BIOSアップデート後も毎回ではないものの、Debianでは、画面のチラツキや画面が真っ黒になり、NetBSDでは、起動中、途中で画面が真っ黒のままになり、そのまま進めず、シャットダウンせざるを得ないこともありますね...。

 再起動もありですが、その場合は、やはり、AC-DCアダプタを外してバッテリのみで起動する必要が...。

 試しにBIOS設定画面に入ってみると、従前は超古い日付が表示されていた[メイン]-[システム時刻]/[システム日付]が正確になっていたので、内蔵電池が充電式でBIOSアップデートにより正常機能するようになったようです。

 一方、BIOS設定画面の[詳細]タブに[Critical Battery Wake-up]という項目があり、初期設定では[使用する]となっていましたが、ACPIに関連しそうだったため、[使用しない]に変更、よくわからなかったのですが、[Excute-Disable Bit Capability]も同様、ついでにUSB接続LANアダプタを付けて使っているので[内蔵LAN]も[使用しない]に、これに連動して[Wake-up on LAN]も同設定になり、これで[終了]タブで保存終了してみたところ、DC-ACアダプタを装着した状態でもOSが起動するようになりました。

 一時的かもしれないこともあり、dynabookの様子を見つつ、バッテリ云々は無関係も同様にACPIエラーが出ている代替にしていたサブマシンHP Pavilion Slimline(デスクトップPC)も近々BIOSアップデートしてみようかと(と言っても現在のバージョン、今より新しいBIOSバージョンがあるのかについては未確認ですが)。

[2017/09/13]

 あれ、NetBSDはアダプタ接続しても起動することもあるが、Debianだと、アダプタの電源を抜いてバッテリだけにしないと起動しない状況が多発、BIOS画面、GRUB画面、Debian GRUB画面でデフォルト選択してからアダプタ電源をつないでも画面が真っ黒になったり...起動できるようになっただけマシだが、以後、こんなトリッキーなことしないとダメなのか、解消できるものなのか...。

[2017/09/14]

 んー、ネットを見ると、やはり、どうやら、Linuxカーネル4.9含む以降のバグのようでDebianに限らず、Linuxディストロ全体に影響が出ている模様も未だ改善がなされず状態のようですね。

 自身の場合、BIOSアップデートの効果なのか、アダプタ+バッテリ装着状態でもBIOS画面、自身が仕込んだGRUBメニューまでは進むようになり、NetBSDはACPI有効・無効に関わらず、起動する一方、Debianは、とうとう、選択時にアダプタを抜いてバッテリだけにしてもカーソルの点滅はあるものの、ブラックアウト状態のまま何分経っても起動しなくなりました。

 ...と思いましたが、カーソルが点滅している時にEnterを連打してると[Gave up waiting for suspend/resume device.]といったメッセージと共にfsckをかけているようで、その後、起動しました...が、このとき、Debianが起動するまでは、電源はPCバッテリのみにしないと、通電していようがいまいがアダプタのプラグを挿すと画面が乱れたり、フリーズしたりします。

 それと、ちょっと気になるのは、一時的だったのか、NetBSDの起動中にも、やはり、アダプタを抜いてバッテリのみである程度まで起動しないとブラックアウトしたり、アダプタを抜かずに数回に一度、起動できても起動途中、画面がちらついたり、真っ黒になって先に進まないことがあったのは、LinuxカーネルがPC(BIOS)のACPI関連設定を書き換えたりしてる?影響が出ていた?(Gave up...からもPC自体がサスペンドデバイスになっているようですし。)

 GRUBメニューまで出るようになってから、今のところ、NetBSDは(NetBSDの標準起動メニューにACPI無効モードがあって)ACPIを無効にすれば確実に起動しますし、ACPIを有効にしたままでも数回の内には、起動し、サスペンドやハイバネートという項目はなく、電源管理は、システムとディスプレイのスリープだけですが、正常に機能しているようでブラックアウトからの復帰、画面ロック解除のパスワード入力、画面復帰とスムースですが、ACPIが有効で起動しない場合でも、やはり、アダプタを抜いてPCバッテリのみで起動を試みると成功することがあります。

 ちなみに同じくマルチブート構成となっているFreeDOSも正常に起動します。

 また、サブマシンであるデスクトップPCでは、バッテリがない為か、これにインストールしてあるDebianは、起動はします。(Debian起動メッセージにおいてACPIエラーメッセージは表示されるし、エラーになるだけあって起動後、電源管理でサスペンドやハイバネートを使ってしまうと復帰しなかったり、困ったことにはなりますが。)

[2017/09/15]

 アダプタ+バッテリ接続でもDebianを起動できる方法がありました。

 chainloadではなく、linux/initrdを指定する方法に限りますが、linux行に[--acpi=off]を追記すればOK(ただ、常に有効かは不明)。

 ただし、途中、カーソルが点滅中、いつまで経っても起動に至らない場合、前述のようにEnterを連打する必要があります(そうすれば[Gave up...]表示、fsckに続いて起動できるはず)。

 やはり、マルチブートしているNetBSDにも影響が出ることもあるため、1秒でも早く対処されることを期待したい...が、もう、BIOSマシンは放置かな...。

[2017/09/24]

 これってよく考えてみたら、ACPIのおかげでBIOSを最新にできない古いノートPCは、全滅、デスクトップPCもハイバネート、サスペンドを使えず、電力の無駄、64ビットへの移行にあたり、実質32ビットマシンの終焉じゃないか?となるとPCとして使うつもりなら、中古とかジャンク品もアウトじゃないか?Linuxカーネルが原因でx86含む、古いPCが永久追放されて使えなくなるっていうのは、なんとも皮肉な話じゃないか?

[2017/09/27]

 とうとう、OSに関わらず、起動不能に。

 仕方なく、急遽、ノートパソコンを調達、こだわったわけじゃありませんが、意外なことに海外勢以上にコスパがよく、次機もdynabook。

[2017/10/26]

 部品取りすべく、dynabook Satellite T30を前回以上に分解・解体。

 外さずに見た限り、汚れていなかったと思われたCPUファンも外してみると、更にファンのカバーも外してみると何れもかなりのホコリの塊が...当初、Conky表示で60度程度だったっものが、最終的に80〜100度にもなっていたことからして、そりゃそうだ。

dynabook Satellite T30 160C/5Wを分解・解体1

 写真の左側にあるのが、ベゼル、底面の無線LAN、HDD、RAM格納スペースのカバー、右が底フレームとマザーボード。

dynabook Satellite T30 160C/5Wを分解・解体2

 マザーボードの裏面。

dynabook Satellite T30 160C/5Wを分解・解体3

 マザーボードの表面。

dynabook Satellite T30 160C/5Wを分解・解体4

 写真の左側が液晶ディスプレイとキーボードパネル、右がフレーム中板とバッテリ、CPUファン、DVDスーパーマルチドライブ。

 以前から既に壊れていた内蔵DVDスーパーマルチドライブには[Toshiba]と[Samsung]の文字がある。

 DVDドライブからステッピングモータとネジを切ったシャフトを取り出そうと思うも穴を突いてもスライドもしないが、どうやって開けるんだろ...電源につないでスライドさせないとダメなのかな?

 尚、換装して入れていたSSDは、dynabook B45/BのHDDと換装する恰好で移植、換装前のHDDも、同じく換装前・換装後のメモリも既に在庫としてしまってあるので映っていない。

ウェブ造ホーム前へ次へ