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Android Studio 激遅エミュレータの爆速化

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スマホって?

Android Studio 激遅エミュレータの爆速化

Android Studio 激遅エミュレータの爆速化

2020/11/10

 Android Studio 激遅エミュレータAVD/Android Virtual Deviceを高速化・爆速化する方法について。

Linuxマシンにおける条件

 Linuxにおいては、次のような環境であれば、HAMXのインストールで激速に。

 ちなみに自身のマシンは、CPU:Celeronデュアルコア、RAM 4GB

経緯

 確か、ホームページの作り方しか書いてなかった頃ですから、10年くらい前でしょうか、EclipseのプラグインADT/Android Development Toolsだったかな...。

 まだ、Windowsマシンをメインというか、それしか持っていなくてホームページの体裁確認の為にAndroidエミュレータみたいなのを使おうと思ったら、あまりに遅くて重くて、なんだこれと思い、エミュレータの使用を諦めた記憶があります。

 ここに来て、自身の身近にもスマホが到来、初期設定から、既存アプリや新たにアプリを入れてカスタマイズしてみると、なかなか良い感じ。

 が、adb/Android Debug Bridgeを使って隠れ機能を開放したり、リスキーな端末(スマホやタブレット)のroot化をしないと機能しないものも。

 後者は避けたいものの、前者なら良いか?と思うもadbによる設定を知るには、Android Studioを知らないと...、どうせインストールするならスタンドアロンのAndroid SDK Platform-Toolsじゃなく、これを含んだAndroid Studio、ついでに苦々しいながらも懐かしのエミュレータも試しちゃう!?、なんならアプリ自分で作っちゃう!?

 と、その勢いでAndroid Studioなるものをダウンロードしてみると昔と違ってダウンロードして展開するだけでほぼ完了(Android Studioのインストールと日本語化)。

 特にLinuxマシンがメインとなって久しい今となっては、造作もないこと。

 ちょっともっさり感はあるものの、Android Studio自体の起動はそこそこ、これならいけるか...。

 と思いきや、AVDマネージャーでスマホをエミュレーションしてみると遅い!!!4〜5分もかかるってどういうこと!?おいおい、技術の進歩どこいった!?キョロキョロ...状態。

 いや、しかし、若干ながらも手持ちのIntelマシンスペックも当時よりは上がった、WindowsじゃなくてLinux/*BSD/PC-UNIXを使うようになった、何より世の技術の進歩を侮るべからず...ということで調べを進めてみると...

 あった望みの綱...KVM、Intel VT-x/VT-d、HAXM...。

HAMX

 HAXMとは、Intel Hardware Accelerated Execution Managerであり、クロスプラットフォームのハードウェア補助仮想化エンジン(hypervisor)でAndroid StudioやQEMUのアクセラレーター(加速装置)とのこと。

 というわけで早速、HAXMのインストール。

 そのためには、NASMパッケージも要るらしいのでインストール。

 AVDマネージャからエミュレータを起動してみると...

 ほんの数秒経つか経たないかでバーチャルスマホが現れ、しかも即反応!

 超高速!!!!!!!!ウルトラ爆速!!!!!!!

 これは驚愕に値するほど想像以上に速くなりました。

備考

 って、そもそも、こうじゃなくちゃね...Intel...、なんでデフォルトで入れておいてくれないのさ、って使う人限られるから?

 が、Android Studio起動したまま、HAMXインストールしたのですが、これによるのか、はっきりしなくなってしまいました...。

 というのも再起動してやってみるとAndroid Studioの起動に約2分、エミュレータは、1度めの起動には、やはり、4分ほどかかり、キャッシュに残るのか、2度め以降?はバク速...。

 かと思いきや、また、Android Studioを再起動して、やってみると爆速...どうなってるんだ...。

 んー、微妙...。

 翌日、改めてやってみるとエミュレータは爆速なので効果覿面。

 ん?どっちも端末自体の表示は速いですが、スリープ状態?で端末を閉じて?再度起動した時は操作できるまで早いけど、電源OFF状態から起動すると超遅い...?

 んー、やっぱり、微妙...。

 いや、やっぱり、超高速になりました。

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