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Orange Pi Zero 3にArmbian

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Orange Piって?

Orange Pi Zero 3にArmbian

Orange Pi Zero 3にArmbian

2024/04/16

 新たに買ったOrange Pi Zero 3 RAM2GBにArmbian(Armbian_23.08.0-trunk_Orangepizero3_bookworm_current_6.1.31-1GB-2GB.img)を入れてみた話。

 以前買った自身1台めとなるOrange Pi Zero 3 RAM4GBではArmbianをうまく起動させることができず、ファーウェイクラウドやアリババ系クラウドがリポジトリとなっている公式Orange Pi OS bookwormを入れたものの、少し不安でした。

 が、今回入れたサードパーティのArmbianでは、リポジトリがapp.debian.org([2024/05/02]コミュニティバージョンではdeb.debian.org)だったので、より安心して使うことができます。

2024/04/20

 あれ?https://armbian.comから辿った先にあるダウンロードリンク先(https://github.com/armbian/community/releases/download/)とhttp://www.orangepi.orgからたどり着いたダウンロード先(https://github.com/leeboby/armbian-images/releases/download/)が異なる...。

 オリジナルだから当然か、イメージのバージョンも異なり、前者の方が新しいArmbian_community_24.5.0-trunk.433_Orangepizero3_bookworm_current_6.6.28_minimal.img.xz

 今まで気づかず、RAM2GBにも後者を入れてしまいましたが、後で入れ替えることにします。

 というか、後者はなぜ存在するのでしょう...?

Orange Pi Zero 3/Armbianの初回起動

Orange Pi Zero 3/Armbian bookwormの初回起動

 仕様が変わったのか?ベンダー公式イメージとは異なり、Armbianでは、初回起動時に既存ユーザー、root含め初期パスワードが存在せず、ユーザーを新規作成、rootと共にパスワード設定、タイムゾーンが検出され、言語指定ができるようになっており、既存ユーザーからの移行や削除をする必要もなく、簡単に使い始めることができました。

 画像でパスワードが短すぎるぞと怒られているのは、画面の内容を全く読まず、rootにデフォルトのパスワードがあると思い込んで予め検索して見つかった[1234]を入れてしまい、再入力前に新規設定であることに気づいたものの、やり直しができず、とりあえず、それで登録、画像に映っていない、その直後に変更したという経緯が...。

 ちなみに4GB版を買った当時、ダウンロードして残っていたArmbianイメージと改めてダウンロードしたイメージを見比べてみるとファイル名は同一(=OSもArmbianもバージョンは同一)でありつつ、サイズが僅かながら異なるものでした。

 4GB版では、これに追加作業を要しつつ、結果、起動できなかったこともあってサイズ違いには意味があるのかも?と追加作業不要な今回のRAM2GB用のmicroSDにおいては、新たにダウンロードしたイメージをdd、それによるのか、あっさり起動するに至りました。

2024/04/20

 前述の通り、より新しいArmbianオリジナル(コミュニティ版)に入れ替え予定。 => Orange Pi Zero 3/Armbian Communityバージョンの初回起動

Orange Pi Zero 3/Armbian Communityバージョンの初回起動

2024/05/02

 ArmbianにArmbianコミュニティバージョンとOrange Pi Zero 3ベンダーバージョンがあるとは知らず、後者を入れていたので前者に入れ替えてみました。

 最初の画面の写真を取り忘れ、これは次画面ですが、後者を入れた時に調べた通り、Armbianコミュニティバージョンでは、最初の画面でユーザー[root]/パスワード[1234]でログインする必要がありました。

Orange Pi Zero 3/Armbian Communityバージョンbookwormの初回起動の次画面

 その後、この画像のようにrootパスワード変更(Create password)、それが終わると続いてユーザー作成(以後同じ)...の流れでした。

sshログイン時armbian-configインストールを促すメッセージがあったArmbian Communityバージョンbookworm/Orange Pi Zero 3

 あれ?Armbianコミュニティバージョンだから?armbian-configとか、orangepi_configとか相当するコマンドがなさ気...。

 と思いきや、よく見るとssh接続した際に[sudo apt update && sudo apt install armbian-config]と表示されており、armbian-configをインストールよう促されていました...。

 ただ、単にインストールしようとするとエラーになり、[sudo apt install --fix-missing armbian-config]とする必要が...ありました。

 いや、それでも最後の最後に[E: http://beta.armbian.com/pool/main/a/armbian-config/armbian-config_24.5.0-trunk.512_all__1-SA8477-B0293-R448a.deb の取得に失敗しました 404 Not Found [IP: 128.140.117.11 80]]なる.debファイルが見当たらないエラーに見舞われ、armbina-configはインストールされず...。

 そこでhttp://beta.armbian.com/pool/main/a/armbian-config/にアクセスしてみると[512]が[528]になっただけの[armbian-config_24.5.0-trunk.528_all__1-SA8477-B0293-R448a.deb]ならある...。

 というわけでこれをダウンロードして[sudo apt install ./armbian-config_24.5.0-trunk.528_all__1-SA8477-B0293-R448a.deb]したところ、無事、armbian-configがインストールされました。

Orange Pi Zero 3 RAM2GBの購入動機

 新たに買った、このOrange Pi Zero 3 RAM2GBは、コストアップに目をつむり、自作中のスマートテレビドアホンのマイクとスピーカー制御に使おうかと。

 大丈夫だとは思いますが、RAM不足なら、壊したラズパイに替えてOrange Pi Zero 3版Julius/Open JTalkスマートスピーカーとして運用中のRAM4GB版と差し替えれば良いかと。

 というか2GBと4GBは、僅か700〜800円差なので4GBを買っても良かったといえば良かったのですが。

 ちなみにOrange Pi Zero(初代/2/3)用オプションセットはRAM容量を決めかねていた本体に先行して購入済み。

 また、屋外での使用を想定し、LANケーブルで電源供給できるよう自身初となる4ポートPoE+ハブ、当初ラズパイ3B+を想定していたため、microUSBタイプながらPoE+スプリッタ、Orange Pi Zero 3に変更するにあたり、microUSB Type-C変換アダプタなども調達、RAM4GB版で動作確認済み。

2024/05/02

 自作中のテレビドアホンで見送ろうと思っていた専用親機、やはり作ろうかとタッチパネルスタンドUSBハブを買ってみたので、これ用にRAM4GB、スマートスピーカーに先のRAM2GB、新たにRAM1GBか2GBを買ってドアホンのスピーカー&マイク制御用にしようかと。

 というか、Armbianコミュニティバージョンは、IP調べてrootに1234でsshログインすれば、リモートでもいけるのでしょうが、Armbianベンダーバージョンだと初回はsshできず、モニタ、キーボード、マウス接続必須ってこと...?それともrootの初期パスワードがあるのか...?

備考

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