気の向くままに辿るIT/ICT/IoT
ハードウェア

HDMIケーブル接続のRaspberry Pi 2BとTVで動画視聴

ホーム前へ次へ
Raspberry Piって?

HDMIケーブル接続のRaspberry Pi 2BとTVで動画視聴

HDMIケーブル接続のRaspberry Pi 2BとTVで動画視聴

2022/01/07

 Raspberry Pi 2B/Raspberry Pi OS Raspbian bullseye 11と液晶テレビをHDMIケーブルで接続して動画を観てみた話。

 これが本題なら当然、既に発売されている4BのRAM4GBや8GBが妥当、せめて4B RAM2GBか、クロックアップ及びUSB(2.0)接続とはいえ有線LANでギガ対応した3B+ですよね。

 しかし、手持ちのラズパイは、2Bが1台、3B+が2台

  1. サーバ及びメールクライアント共有としているRaspberry Pi 2B/Raspberry Pi OS(Raspbian Buster)
  2. サブのデスクトップPC用Raspberry Pi 3B+/Raspberry Pi OS(Raspbian Buster)
  3. スマートスピーカー用Raspberry Pi 3B+/Raspberry Pi OS(Raspbian Buster)

 この内、1と2は、メール送受信のみ原因不明の謎な不調に陥った2Bから3B+を代わりにサーバとして、2Bは、とりあえず、サブパソコンとして使っており、コロナ禍の半導体不足の影響から在庫切れや超品薄なこともあり、4Bは未購入、他で即使えるのが2Bだったという次第。

 一方、なんでそうまでして2Bでテレビをディスプレイにしようとしているのかについてですが、一段落してデジタルガジェット検証欲に飢えていたところで極稀にHDMIケーブルで有線接続しているラップトップとUSBポートや無線LAN機能のない40インチテレビを無線化できるならやってみようと数日前、深く考えもせず、AnyCastデバイスを買ってしまったことに端を発します。

 が、購入後、改めて自身の環境を見返してみると

ことが判明、AliExpressで買ったので届くまで時間もあるし、検証魂も疼いて代替策含め、他にできることはないかなと行き着いた次第。

 つまり、なんとも間抜けな話なわけです。

 ちなみにMiracastやAnyCastでのミラーリング/キャストにLinuxが対応が微妙だったり、スマホが対応していないとはいえ、

とか思っているのですが、どうなんでしょ?

 そもそも、今は光も、当時、ベースの回線がADSLで貧弱ながら、PCのRAMを512MBから2GBにしてどうにかストレスフリーでWi-Fi越しの動画ストリーミング再生できたっていうのに機能を特化しているとはいえRAM128〜256MB程度で無線環境下における映像視聴なんて満足にできるものなのでしょうか...?

 前置きが長くなりましたが、このページの本題、Raspberry Pi 2BとSHARP AQUOS LC40-SE1をHDMI接続した状態でブラウザからYouTubeやTVerを視聴するにあたり、次のような試行をしてみました。

  1. ラズパイ上のブラウザ単独で動画を視聴
  2. ラズパイからノートPCにVNC接続して動画を視聴
  3. ラズパイとノートPC間でWebRTCによる動画視聴
  4. ラズパイのモニタをテレビとしLinux PC+Miraclecast/lazycastで動画視聴
  5. ラズパイのモニタをテレビとしLinux PC+GNOME Cast TV/Playercastで動画視聴

ラズパイ上のブラウザ単独で動画を視聴

 19インチのPCディスプレイHP w1907では、そこそこ視聴までできるも、なぜか、液晶テレビAQUOS LC40-SE1をディスプレイとするとブラウザが起動するまでに少し時間がかかり、仮にいつかは表示されるにしてもYouTubeやTVerにアクセスすると一覧画面すら表示されるまで待っていられないほどの時間がかかるので断念。

 著しい電圧降下を示す稲妻アイコンが表示されることはないものの、電源不足?PCディスプレイとテレビだと何か違う?

 これはラズパイ2Bでのことですが、3B+の方がマシでPCディスプレイならなくもないものの、液晶テレビでの最大化では、実用に耐えるものではありませんでした。

ラズパイからノートPCにVNC接続して動画を視聴

Raspberry Pi 2BからノートPCにVNC接続してブラウザでTVerを視聴

 ラズパイからノートPCへ接続するVNC自体を40インチの液晶テレビAQUOS LC40-SE1の解像度1920x1080とし、ブラウザを最大化してみるとTVerの視聴は可能でした。

 VNCが基本サポートしない音声は、ノートPCとBluetoothスピーカーをペアリングし、接続。

debian:~$ vncserver :2 -geometry 1920x1080
debian:~$ vncserver -kill :2
debian:~$ vncserver :2 -geometry 1280x720
debian:~$ vncserver -kill :2
debian:~$ vncserver :2
debian:~$

 が、映像と音声が合わないというほどではないながら、厳密に見れば、映像遅延(カクカク)の度合いからして少し厳しい、1280x720でも微妙、720x480なら、まずまずといったところ。

raspbian:~$ vncviewer debian.local:2
debian:~$

 これはラズパイ2Bでも3B+でも同様でした。

 他に手がなければ、代替策にはなり得るも、多少の手間はあってもLinux PCとHDMIケーブルで有線接続の方が良いかな、どうかなというところ。

ラズパイとノートPC間でWebRTCによる動画視聴

 WebRTCによるLinux対応キャスト・ミラーリングのフリーソフトウェアDeskreenを発見...と思ったら、WebRTC対応ブラウザが必要...、そりゃそうだよね...。

 残念ながら、一応ブラウザはあり、今尚、AQUOS.jpやサービス継続中の特定の外部サイトだけでなく、今更ながら取説見るとURL指定して外部サイト表示もできたけど検索サービスすらサービス終了したっぽいAQUOSテレビは、2011年、WebRTC初版リリースの前年だったか同じ年だったかに購入した機種なので仮にこのブラウザが使えるとしてもWebRTC機能なんてあるわけない...。

 ラズパイとAQUOSをHDMIケーブル接続、ノートPCとラズパイ2BにDeskreenを入れてWebRTCだと...と思ったら、ARM用はリリースされておらず、Raspberry Pi Support #59からのAdd Deskreen #1094をみるにラズパイは何かを噛ませていけるようないけないような微妙な状況?ということで断念。

ラズパイのモニタをテレビとしLinux PC+Miraclecast/lazycastで動画視聴

 送信は未完な模様のMiraclecast、受信専用のlazycast、前者はLinux対応、後者は、ラズパイとWindows間で受信の実現はできているっぽい。

 ならば、淡い期待としてラズパイのモニタを液晶テレビにし、Linux PCからミラーリングやキャストできる可能性もある?

2022/01/17

 Miracast非対応のはずのAndroidスマホでAnyCastでミラーリングに成功してみるとLinuxパソコンを送信デバイスにできるならまだしも、送信デバイスがスマホしかない今、これらを試してできたとしても同じことなので試す動機がなくなってしまいました...。

 一方、今更ですが、HDMIケーブルと比較してしまうと*castも割高なのに更に高価なので論外ですが、トランスミッターとレシーバがセットのHDMIエクステンダーなるものがあり、これらをLANケーブルで送受信それぞれのデバイスをHDMIケーブルでつなぐことで距離をかせぐことができるという商品の存在に気づきました、離れ技ができるとは言え、どこまでいっても有線ですけど。

ラズパイのモニタをテレビとしLinux PC+GNOME Cast TV/Playercastで動画視聴

2022/02/13

 AnyCastできたので、もう良いと言えば良いのですが、Linux PCを送信機としたキャストについて、まだ、なんとなく探していました。

 するとLinux/Windows/macOS等々を送信機/受信機/アタッチ(コントローラー)にできるGUIのGnome Shell Extension Cast to TVとCLIのPlayercastを発見。

 Playercastについては、npmをインストール、npm install -g playercastとしてPlayercastをインストール、受信側の端末でplayercast、送信側の端末でplayercast 'ファイル or URL'とするだけで同一ネットワーク上のデバイス同士(自身は、Raspberry Pi OSとDebian PC間)で、すぐにキャストできました。

 試してみたのは、PlayercastのみでCast to TVの方は未検証ですが、結論から言うと、これは素晴らしいです。

 また、Chromecastにも(Playercastのリンク先を見ると類似デバイスにも?)キャストできるようです。

 デフォルト再生メディアがmpvとVLCであることからしてもオーディオ・音楽、動画を前提としている模様でパス付きファイルでもURLでもキャスト可能。

 ローカルにある動画はもちろん、Gyao!、TVer!なども映像・音声共にキャスト・再生できました。

 一方、意外なことにYouTubeは、断続的に音声がブツブツ切れて聴くに耐えませんでした。

 送信側は、ミラーリングと異なり、キャスト後はフリー(受信側の状態の確認もできる起動した端末は閉じずに開いておく必要はありますが)、送信側から、またアタッチ機能を使って任意のデバイスから受信側に配信中のメディアの制御もできます。

 ただし、ラズパイ2B/3B+ではVNC等々と同じで映像遅延があるので微妙、19インチPCモニタでの検証ですが、Playercast、VNC、ブラウザ上でのYouTube、Gyao!、TVer!などの再生共にラズパイ4B RAM4GBベースのRaspberry Pi 400なら余裕で視聴可能だったのでテレビでも同様なはず。

 ちなみに400の方がでクロック周波数(@1.80GHz)がやや高いですが、RAMの効果の方が大きいと思うので4B(@1.50GHz)、少なくともRAM4GBならいけるはずです。

 というか、Playercastの場合?キャストの場合?、送信側はファイルやURLを投げるだけなのでファイル送信性能はある程度必要でしょうが、再生に関しては、受信側のスペックが全てです。

 Chromecastを持っていてLinux PCからもChromiumからではなく、他の方法でキャストしたいという場合は、朗報でしょう。

 ただ、AnyCastデバイスしか持っていない(そもそもChromecastを買う気はない)自身の場合、ラズパイ+テレビという構成なら、インターネット上のメディアやDLNAサーバ上のファイルをわざわざキャストする必要はなく、特定のデバイスにあるファイルくらいかと...思うと、素晴らしいだけに残念ながら、意味を見出すのが難しいですが。

 尚、他のケースもそうですが、テレビ側のラズパイは、LANケーブルで無線アクセスポイントにつないだ状態で検証。

進捗状況

 今の所、ラズパイのモニタをテレビとしLinux PC+Miraclecast/lazycastで動画視聴に期待したいところ。

 代替策としては、なんとかテレビの解像度でも視聴できるラズパイからノートPCにVNC接続して動画を視聴する方法が無難。

 ラズパイ単独で動画を視聴する方法は、ブラウザの起動まではスムースも視聴まで至らない、ラズパイとノートPC間でWebRTCによる動画視聴する方法は想定したソフトのラズパイ対応が微妙という結果になりました。

 まずまずだったVNC+Bluetoothスピーカー接続も大きめの液晶テレビで観るからには、画面いっぱいで観たいので。

 冒頭述べたようにUSBと独立したLANポートを持つ4B 4GBや8GBなら、というか、無線LANでも1のラズパイ上のブラウザでの視聴は満足いく結果になるでしょう

 自身の場合、GAFAM製品を避けてのMiracast/AnyCastであり、Google Cast/Chromecast/Apple TV/AirPlay/Android TV/Amazon Fire Stick系という選択肢は基本ありません。

 そもそも、まず、滅多に動画をテレビで観たいと思うことはなく、多少面倒でもノートPCをHDMIケーブルで接続するだけで事足りることからしても、この為にラズパイ4Bを買うというのはコスト的になしかなと。

 が、視点を変えて例えば、3B+で1台は検証済みもVPN越しの見守りカメラで複数台いけるのかとか、機械学習させる等、相応のスペックがないと厳しいケースの検証は面白そう、たいていはssh接続で良いにしてもディスプレイ付きサブパソコンは必要、ディスプレイとしてテレビを使うということなら、4Bの追加購入は十分にアリ、テレビをディスプレイにする以外は、そもそも想定していたことですが、2BとPCディスプレイはそのままに、かえって良いかも。

 ただ、そうするにしてもコロナが収束、半導体生産が正常化し、十二分に市場にラズパイ4Bが流通してからの話であり、いつになることやら...。

 結果、ラズパイ単独やVNC+Bluetoothスピーカー経由での動画視聴も可能となると思われるも、このAQUOS TVの経過年数を考えると買い替えの時期もそう遠くないでしょうし、相応の機能のあるテレビを買うと、その必要はなくなると共に今回買ったAnyCastデバイスも不要になるでしょうけど。

 というか、ラズパイ4B RAM8GBを一式揃えるなら金額的には、他のシングルボードコンピュータやベアボーンも視野に入るか...な?

2022/01/16

 主旨はズレますし、ラズパイではないですが、画面共有つながりの番外編としてAndroid用VNCサーバdroidVNC-NGを試してみました。

2022/01/17

 届いてみれば、拍子抜けするほど簡単にChromecastには対応ながらMiracast非対応のはずのAndroidスマホでAnyCastでミラーリングに成功しました。

 が、これは、所望のPCからではなくスマホからであることもさることながら、各種ファイル、音楽再生、動画(映像・音声共)などをテレビにミラーリングできた一方、動画に関しては、なんとも微妙であり、ラズパイからノートPCにVNC接続して動画を視聴する方が現実的かな...

 不調は全てYouTube再生アプリに起因しており、文書表示、音楽再生は全てにおいて快適、DLNAサーバ上、ネット上に関わらず、動画再生もほぼ快適、これなら代替策は不要なほどです。

2022/02/10

 一昨日、Raspberry Pi 400を買って今日届いてみたら、やはり、ブラウザ単独でもVNCでもラズパイ4B RAM4GBベースのRaspberry Pi 400なら快適でした。

2022/02/13

 Linux PCとRaspberry Pi OS(Debian/Raspbian)間でラズパイのモニタをテレビとしGNOME Cast TV/Playercastで動画視聴すれば、Chromecastにもキャストできるとのことなのでこれを持っていればテレビへのキャストもできるようです。

 AnyCastの代替という意味では、GAFAMの選択肢もありな人でもChromecastだけで充分でしょうが。

 尚、Raspberry Pi 400なら、ブラウザ直、VNCに加え、Playercastもバッチリでした。

 が、Raspberry Pi 400(や4B 4GB〜)+テレビが前提なら、その構成でブラウザ上で直接を動画を再生するのが、シンプルかつ、視聴できないコンテンツもなく、万能というのが結論ですかね。

結論

 できるだけGAFAM回避の自身の場合、それだけ考えるとコスパ的になんですが、

 基本、日本の動画作品は全てというほど、ミラーリングできない保護コンテンツがある、ミラーリングゆえ、その間、スマホを別用途には使えず、スマホもテレビも同じコンテンツを再生しておかなければならないものの、

ですかね。

 手軽で場所をとらない、購入場所にもよるものの、前者の1/12前後と、コスト安なのは、後者ですが。

 そもそもHDMIケーブルでつなげば、Androidスマホはともかく、Linux PCだろうがなんだろうが接続でき、通信品質も良好、コストも最も安いわけですが。

 なんでしょうね、この無線への、こだわり?...憧れ?

 無線と言えば、どこぞのクラウドファウンディングでWi-Fiとか介して保存できるSSDが登場したらしいですね。

ホーム前へ次へ